IT業界に関係がありそうないろいろな法則と原則まとめ。
ビジネスをしていると「20:80(パレート)の法則」「AIDMAの法則」「ランチェスターの法則」「返報性の原理」「1万時間の法則」などのいろいろな法則や原則を自然と耳にしたり実際に現場で活用していたりするのですが、そんなこんなでなんとなく思い立ったので、IT業界に関係してそうな法則や原則をランダムにピックアップしてまとめてみました。
車輪の再発明
IT界隈では世界中で使われているとても有名な言葉で「すでに確立して広く普及している技術や解決法をスルーして、同じものをわざわざ一から作ること」を意味しています。もちろん良くないことの意味として使われています。
DRYの原則
DRYは「Don't repeat yourself」の略で「作業とかを重複させないようにねー」という意味になります。要するに設計書やマニュアルをちゃんとメンテナンスしておかないと作業などが重複して二度手間になってしまったりするので良くないということです。
KISSの原則
KISSは「Keep it simple, stupid」の略で「シンプルにしておけよ!この間抜けが!」という意味になります。設計するときには不必要に複雑にするのではなくシンプルに簡潔にするべき、という原則です。
YAGNIの法則
YAGNIjは「You ain't gonna need it」の略で「使うかもと思って作っても結果的には良いことはないので、実際に必要になるまでは機能追加しない法が良い」という意味です。
ムーアの法則
コンピュータに関する一つの指標として言われている「要するにCPUやメモリーの性能は18~24カ月で倍の性能になるけど、性能が倍になっても小型化は進んでいく」という法則です。ちなみに似たような法則には、ギルダーの法則(通信網の帯域幅は6ヶ月で2倍になる)、グロッシュの法則(コンピュータの性能は価格の2乗に比例する)などがあります。
ハインリッヒの法則
労働災害における経験則で「1つの事故の背後には29の軽微な事故があってさらにその背後には300の異常(ヒヤリハット的なもの)がある」というものです。いろいろな業界で事故防止の基本として活用されています。
マーフィーの法則
いろいろな経験則をまとめたもので「何事であれ失敗する可能性のあるものは、いずれ失敗する」「いちど認めた例外は、次からは当然の権利となる」という昔から言われているものから「サイトの"よくある質問"には、あなたが求める質問も答えもない」「Twitterはリツイートしてほしい書き込みほどリツイートされない」といういまどきのものまでいろいろあります。
個人的な感想
この記事で紹介した法則や原則だけでなく世の中には数多くの法則や原則があるのですが、例えばIT業界には「こびとさん」という不思議な法則があるみたいです。これは「徹夜続きで夜中に意識が飛んでしまったのに気がついたらプログラムが完成していた」というものみたいです。とてもシュールな法則です。
ちなみにWikipediaに書かれているマーフィーの法則の「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」という一例には「嗚呼...そうかも...」と根拠はないけど納得してしまいました
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